越後屋の『学び合い』帳

東京の高校国語科教員。『学び合い』と授業とクラスと。

人柄と事柄の癒着

きっかけは黄色い本

岡山に向かう飛行機の中で、この本を読みながら、いろいろ考えました。

この1冊で、始められる! 深められる!  まいにち! 『学び合い』

この1冊で、始められる! 深められる! まいにち! 『学び合い』

それにしてもこの本は、ぺージをめくるたびに省察を突きつけてきます。あまりの直球に笑ってしまうくらいです。「ガチの実践家」にしか書けない本、素敵です。

言いやすい/言いにくい

省察本を読んだ以上、省察しないわけにはいきません。*1

「言いやすい、言いにくい」ということについて、相手との関係という要因(人柄)と、話の内容という要因(事柄)を次のように整理したいと思います。

  • 好ましい相手A
  • 苦手な相手B
  • いいこと①
  • ダメなこと②

単純に考えて、4通りのパターンがあり得るとします。

伝えるべきを伝えているか

私は生徒に、どんなふうに伝えているのか。生徒同士はどうだろうか。
ちょっと考えてしまいました。

A①は、私も生徒同士も、きちんと伝えずにスルーしているように思います。相手との関係性に甘えてしまっているかもしれません。

B①はどうでしょうか。事柄のポジティブさに助けられて、伝えられるということはあるでしょう。しかし、人柄の要因に負けて伝えずじまい、という場合もあるでしょう。さらに言えば、人柄に負けすぎて事柄が目に入らないということも、十分考えられます。

A②の場合、生徒同士のことを考えると、単なる「会話の潤滑油としてのツッコミ」にしかならないケースが思い浮かびます。じゃれ合ってるだけで、「なぜそれがダメなのか」という規範意識に到っているかといえば、そうは思えません。いや、人のことは言えないなぁ…。

さてB②です。私は言い方に気を遣ってしまいます。気を遣いすぎて言えない時もあります。また、気をつけたいのは相手を攻撃するために事柄を利用することです。これは私も生徒同士も同じだと思います。*2

目標達成のためには、人柄と事柄を分離して、きちんと伝えたり受け止めたりすることが必要です。今回、実に練習不足だということに気づきました。

*1:だから、購入直後に少し読んだきりになっていたのでした・笑

*2:私はあまり攻撃しない方ですが。