越後屋の『学び合い』帳

東京の高校国語科教員。『学び合い』と授業とクラスと。

“モデル”授業

研究協力者

武蔵大学の教職課程科目の研究協力者として、国語科教員免許状取得希望の学生さんを対象に、モデル授業をやらせていただきました。

教材は

以前のエントリーにもある漢文『史記』「晏子之御」にしました。
【漢文】晏子之御 - 越後屋の『学び合い』帳
しました、というか、新しく教材を開発する余裕などありませんでしたから、やったばかりの教材を使うしかありません。
結果的には、難易度やボリュームの点でも良かったと思います。高校生が4時間で学習した内容を削りに削って、大学生1時間ぶんに直しました。「離婚したかどうか」という解釈の課題を中心に、学生の皆さんは必死に漢文を読んでいました。安易に「全員達成、良かったね〜」を体験してほしいわけではなかったので、あれで良かったと思います。

豪華オブザーバーのいる授業

今回の件をコーディネートしてくださった武蔵大学のT先生、北海道から東京に移住した中学国語のI先生、私の結婚披露宴でスピーチを賜った(笑)都立R高校のO先生が、オブザーバーとして授業の様子を見ています。さらに、国語科実践家の先達S先生が学生さんに混じって生徒役として参加しています。教員が頑張る授業だったら、プレッシャーのあまり発狂していたかもしれません。
そんな中で授業は次のように進んでいきました。

  1. アイスブレイクのつもりで、自虐ネタ多めの自己紹介(ただし、ほぼウケず)
  2. プリント配布
  3. 私の範読に続いて音読しながら、教材文を17のパートに区切る
  4. 課題の説明
  5. 正解が一つに決まる課題の解答例掲示
  6. 終了時間の設定
  7. 「全員達成」を含んだ目標の確認
  8. 学習活動
  9. 解釈のシェアと私による講評
  10. 授業全体について、先生方と学生の皆さんのカンファラン

授業者としての私

私個人の収穫は、オブザーバーや学生さんから、授業者としてのフィードバックをもらえたことです。
記憶を頼りに、学生さんの感想をざっと挙げてみます。

  • 相談する、机の向きを変えるなどのアクションのたびに、私がそれを肯定する一言を発したため、本当に何をしてもよいのだと伝わった。
  • 私の存在感はないのに、自分のつぶやきが拾われた時に「あ、見られてる」と感じた。
  • 自分は一人でやっていたが、行動を強制されることがなく、とても尊重されていると感じた。

この他、オブザーバーの先生方にもベタ褒めしていただき、非常にニヤニヤしてしまいました。