越後屋の『学び合い』帳

東京の高校国語科教員。『学び合い』と授業とクラスと。

根拠>理由>解釈

しばらく前から、以下の思考のプロセスを想定していました。

  1. 本文のどこそこに○○と書かれている。(記述)
  2. それは△△という意味である。(解釈)
  3. だから、〜〜と言うことができる。(結論)

真ん中の段階を雑にしてしまうと、他者に納得してもらえる説明はできません。

佐藤佐敏さんは、このプロセスを「解釈のアブダクション・モデル」として、

  1. 根拠
  2. 理由
  3. 解釈

という言葉で説明していました。
私がモヤモヤと考えていたことは、すでに論文になっていたのですね。先達はありがたいものです。
私は論文ではなく、一般向けの本で知りました。

思考力を高める授業

思考力を高める授業

小中の実践例も多く掲載されており、イメージしやすいのではないかと思います。
佐藤佐敏さんは「学級担任論」しか読んだことがありませんでしたが、国語科教育がご専門でした。まったく無知でお恥ずかしい限りです。

反面、「学習者集団は有能である」という〈子ども観〉と、「一人も見捨てない」という願いは強力だと
改めて心を強くしたのも確かです。「アクティブ・ラーニング」の捉え方も賛同しかねる箇所がありました。
しかし「学習の転移」を授業の目的にしている点は大賛成です。