越後屋の『学び合い』帳

東京の高校国語科教員。『学び合い』と授業とクラスと。

歯医者で口が開けるか

口を開ける不安

以前、ホワイトボード・ミーティングの講座で、ちょんせいこさんがこんなことを言っていました。

歯医者で、何の説明も受けずに、口を開けられるか?

無防備な状態にどれだけ耐えられるか」という比喩です。
その時に私と一緒にいた人は、無理だ、不安だと言っていました。
私はというと、結構平気で開けられます。

言うまでもなく、これは優劣の問題ではありません。勇気の有無という話でもないと思います。しいて言えば、認知の癖でしょうか。
『学び合い』の最初の一歩は、よくバンジージャンプに譬えられますが、エイやっと飛べる人とそうでない人がいるのは確かです。

テクニックは安心材料

ファシリテーションの技術にせよ、西川先生のテクニック本シリーズにせよ、これらは「歯医者で口を開けるのは不安だなぁ」という人の不安を軽減させるためにあります。
基本的に教員の問題であって、子どもには何の関係もないことだと私は思っています。
だから、それで安心できるなら使えばいいし、いらないならいらないね、というだけのことです。

繰り返しになりますが、口を開けるのが不安な人もいれば、平気な人もいるのです。
いけないのは、平気な人が「テクニックは邪道だ」などと言って不安を強いることです。また、不安な人がそれを正当化して、「便利なもの」を「必須のもの」にしてしまうのも変な話です。不安はいけないことではないのだから、正当化する必要はありません。

『学び合い』×ファシリテーションで主体的・対話的な子どもを育てる!

『学び合い』×ファシリテーションで主体的・対話的な子どもを育てる!