越後屋の『学び合い』帳

東京の高校国語科教員。『学び合い』と授業とクラスと。

指名なし発言

今年度は、「各自が考えたことを全体でシェアしよう」という時間を設けることが多いです。
シェアタイムと呼んでいます。

初めは私が捌こうとしたのですが、生徒はてんでバラバラに発言するので、とても捌ききれません。
(今まで「発言を捌こう」なんて思ってもみなかったので、やってみて初めて、こういう当たり前のことに気づいたのです)

何より問題なのは、発言が「先生に伝える」という構造になってしまうことです。開始10秒で「ダメだこりゃ」と思いました。

私の出る幕ではないと思いました。
生徒に
「たけのこニョッキって知ってる?」
と聞くと、たいていの子は知ってるということだったので、
「じゃあ、あんな感じで、発言したい人が発言して」
と"丸投げ"しました。

ある子に「出尽くしたと思ったら次の項目に進め」と進行役もお願いし、"丸投げ"を極めます。

生徒は、教室全体を見回し、タイミングを見つけて立ち上がります。発言して、リアクションをもらいます。
発言した生徒が座ったら、タイミングを見計らって、次の生徒が立ちます。
気づけば、いわゆる「指名なし発言」という体裁になりました。
進行役が「もう無いなら、次の項目にいきまーす」と言って進めてくれます。

途中で「全員が教室の中心に体を向けてくれ」とお願い(指示)したら、よりスムーズになりました。

「これは正解のないことだから、何を言ってもいいよ」
「少しばかり勇気を出してごらん」
「『発言して、受け止めてもらえた』という積み重ねが、クラスを作っていくよ」
私は雰囲気のことしか言いません。