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越後屋の『学び合い』帳

東京の高校国語科教員。『学び合い』と授業とクラスと。

「障害」

一昨年の夏、教員免許更新講習で法政大学の遠藤野ゆり先生の講座を受講しました。

以下の話が印象に残っています。

 

日本語の「障害」には、英語では三つの意味に区別できるそうです。

disorder …うまく機能しない

disability …能力的にできない

handicap …社会的に支障がある

以上は私の理解なので、不十分かもしれません。

たとえば「近視」は、眼球の屈折機能の異常(disorder)で、目に入った光線が正しい位置で焦点を結べないために起きます。

そのため、遠くのほうはボヤけてしまい、クリアに見ることができません(disability)。

しかし、眼鏡やコンタクトレンズによって近視は矯正することができます。そのため、現在のところ近視が「障害」(handicap)と捉えられることはありません。

近視の人が裸眼でサバンナに放り出されたら、人の力を借りなくては生きていけないので、その時その人は「障害者」になります。

 

つまり、handicapであるか否かを決めているのは社会のほうだということです。その人を変えるのではなく、社会のほうが変わるという発想を持たなければ、問題が解決する(問題でなくなる)ことはありません。