越後屋の『学び合い』帳

東京の高校国語科教員。『学び合い』と授業とクラスと。

授業

“モデル”授業

研究協力者 武蔵大学の教職課程科目の研究協力者として、国語科教員免許状取得希望の学生さんを対象に、モデル授業をやらせていただきました。 教材は 以前のエントリーにもある漢文『史記』「晏子之御」にしました。 【漢文】晏子之御 - 越後屋の『学び合い…

相互採点

GTOさんの投稿を読み、相互採点について補足しておこうと思いました。 実践者からの気づき - GTOのブログ 『学び合い』で楽しい学校生活 評価基準公開の原則 『学び合い』に基づく授業では、学習活動をほとんど任せるわけですから、ゴールを明確に示す必要が…

立候補

全員達成 授業においては、どんな形であれ、目標がなければなりません。目標を設定すれば、どんな形であれ、それに対応した評価がなければなりません。 さらに、それが『学び合い』に基づく授業であれば、どんな形であれ、「誰一人見捨てられない集団にする…

【現代文】水の東西

furu-tさんのブログで 「表による対比」が紹介されていました。 「表による対比」を使いこなせ!: furu-t 学び続ける日々 このように、対比を整理する際は「対比の観点」が欠かせません。 『水の東西』 高校1年生で「対比」といえば、『水の東西』です。今年…

ふらり途中入室の授業

のびのびとした参観 学年の先生方には、これまでにも授業に入っていただいている。当初は、従来的な価値観からするとビックリするような授業をやっていることへのエクスキューズが主目的だったのだけれど、それはすぐに必要なくなった。認知されているという…

チャンク

先ほどのエントリーの補足。 【漢文】晏子之御 - 越後屋の『学び合い』帳漢文を2学期最初の単元に選んだのは、 主語 述語 目的語 補語 という要素を意識できるようになってほしかったからです。ごく単純に言えば、 何が、何を、何に、どうした。 という4点を…

【漢文】晏子之御

課題0 指示に従い、教材文を①~⑰に分けなさい。課題1 教材文を書き下し文に直しなさい。ノートに書くこと。 〈目的〉書き下し文のきまりを理解する。 〈クリア条件〉。教三四八頁の「書き下し文のきまり」を守っている。ミスは三箇所まで。課題2 返り点が…

今日の語り

無理しちゃってるかなぁ。 それとも、手を抜いているかなぁ。 いま自分に、仲間に、優しくしてるかなぁ。 それとも、甘やかしてることになるかなぁ。 その線引きは、その都度、考えていくしかないよね。 そういうことを考える勉強と、漢文の勉強と、同時にや…

根拠>理由>解釈

しばらく前から、以下の思考のプロセスを想定していました。 本文のどこそこに○○と書かれている。(記述) それは△△という意味である。(解釈) だから、〜〜と言うことができる。(結論) 真ん中の段階を雑にしてしまうと、他者に納得してもらえる説明はできませ…

規準・基準

(没原稿供養) 規準と基準 何ができればよいか(規準)が決まったら、どれだけできればよいか(基準)を決めることになります。これが決まっていないと、実際に授業が始まってから大変困ることになります。いわば、規準(のりじゅん)は向かうべき方向を示す…

目的・目標・手段の関係

(没原稿供養) 目的・目標・手段の関係 以前担任したクラスで、文化祭でかき氷を販売したことがありました。赤字を出すわけにはいかないので、目標は「2日間で1000食を売り上げること」となりました。そして、それを達成するために魅力的なレシピを考えたり、…

梅雨の古文文法

勤務校はジャンルとしては専門高校に属しています。ひどく偏狭な理解ではありますが、わかりやすくいうと、いわゆる「理系」の学校です。そのため、国語の単位数は最低限しかありません。現代文分野と古典分野のバランスには気を遣います。いまようやく、古…

指名なし発言

今年度は、「各自が考えたことを全体でシェアしよう」という時間を設けることが多いです。 シェアタイムと呼んでいます。初めは私が捌こうとしたのですが、生徒はてんでバラバラに発言するので、とても捌ききれません。 (今まで「発言を捌こう」なんて思って…

研究授業見学

初任者の先生の研究授業を見学しました。 学校設定科目なので、内容についてはサッパリわかりません。授業の構造だけを意識して見ました。自分にどれだけ「授業を見る目」があるのか、試されます。 二年次の先生も見学していたので、「この授業をどう見るか…

特にない

「教員は教えない」という点については、こんな伝え方をしています。 「私にしてほしいこと」 「私じゃないとできないこと」 「私がしたほうがよいこと」…が、あれば、遠慮なく言ってください。教員も皆さんの道具の一つです。特になければ、私からは何も言…

目的と手段の循環構造

学校観 『学び合い』の「学校観」は、その時々によって細かな文言に違いがありますが、核心は次に挙げるポイントだということができます。 「多様な人と関わる」ことを手段として、自らの課題を解決する。 解決したことによって、「多様な人と関わる」ことが…

スラスラ読む

4人グループを作り、15分ほど「句読点読み」で練習したあと、クラス全員で音読テストに臨みました。 ルールは以下の通りです。 句読点が出てきたら交代する。 あたかも一人の人が読んでいるかのように、トーンやテンポを一定に保つ。 つっかえない。 噛まな…

ペア音読

1年、国語総合。 内田樹「届く言葉」(東書)内容理解には入らず、初めは音読に徹する予定です。 まずはペアでマル読み。これはO先生に教えていただきました。すぐに自分の順番が回ってくるので、音読の量を確保したい時には絶好の方法です。これまで、音読の…

アクティビティ「記名」

自分の勉強道具に名前を書いておくのは大切なことです。名前がないと、拾った人が困ります。今年の授業開きは、「3分以内に、全員が5種類の道具すべてに油性ペンで名前を書く」という目標から始まりました。いっそ、名前を書くことをアクティビティにしてし…