越後屋の『学び合い』帳

東京の高校国語科教員。『学び合い』と授業とクラスと。

『学び合い』

心の距離

「生徒だけで解決できることは、教員が教えないで生徒に任せよう」という授業方針が、「生徒と距離をおく」という意味にすり替わってしまうことがあります。最近、そういうお話をたて続けに耳にしました。生徒同士の協働を促進したい、という思いは、よくわ…

『学び合い』信者

最近、Facebookで「『学び合い』信者」という言葉を目にしました。それに対して、ある方が「信者と支持者は違うんだよなぁ」と言っていました。まずはここでいう「信者」という言葉を、「信仰をもっている人」という意味から区別しておきましょう。当たり前…

歯医者で口が開けるか

口を開ける不安 以前、ホワイトボード・ミーティングの講座で、ちょんせいこさんがこんなことを言っていました。 歯医者で、何の説明も受けずに、口を開けられるか? 「無防備な状態にどれだけ耐えられるか」という比喩です。 その時に私と一緒にいた人は、…

いきなりガンダーラ

洗練されたシンプルな形態に憧れる気持ちはよくわかります。私もそうです。 極力シンプルな方がよい。 そりゃそうです。わかってます。しかし、ケースバイケースなのです。 目の前の生徒の実態をよく見ましょう。きちんと粘り強くやれば、シンプルな形態に至…

玉ねぎは溶けてなくなる

この夏はいろいろな本を読もうと思っているのですが、目下読んでいるのはこの本です。『学び合い』×ファシリテーションで主体的・対話的な子どもを育てる!作者: 阿部隆幸,ちょんせいこ出版社/メーカー: 学事出版発売日: 2017/08/28メディア: 単行本(ソフト…

梅雨の古文文法

勤務校はジャンルとしては専門高校に属しています。ひどく偏狭な理解ではありますが、わかりやすくいうと、いわゆる「理系」の学校です。そのため、国語の単位数は最低限しかありません。現代文分野と古典分野のバランスには気を遣います。いまようやく、古…

鏡を見る

「あの服、可愛い」「あんなカッコいい服が着たい」といって服を選んでいるうちは、お洒落にはなりにくいと思います。まして「あのブランドの服がほしい」という人は、かえって残念な結果になることが多いのではないでしょうか。 服と、それを着る人とは、切…

役割分担

6人の班でやるんだから、1人でやるより6倍の成果が出ないとおかしいよね。 (ホントは6倍以上になるけど) ある程度の役割分担は構わないけど、「自分の仕事はコレ」というより、6人で一つの仕事をしてると思ったほうがいいよ。そんなことを語りました。

コストがかかる

今年度初めて、放課後に保護者に来校していただいてお話をする機会がありました。 僕のクラスではありませんが、今年度初めて(つまりこの学年で初めて)のことだったので、僕も懇談が終わるまで残りました。一応、コーディネーターでもあるので。 結局、19時3…

特にない

「教員は教えない」という点については、こんな伝え方をしています。 「私にしてほしいこと」 「私じゃないとできないこと」 「私がしたほうがよいこと」…が、あれば、遠慮なく言ってください。教員も皆さんの道具の一つです。特になければ、私からは何も言…

目的と手段の循環構造

学校観 『学び合い』の「学校観」は、その時々によって細かな文言に違いがありますが、核心は次に挙げるポイントだということができます。 「多様な人と関わる」ことを手段として、自らの課題を解決する。 解決したことによって、「多様な人と関わる」ことが…

「知識・理解」と「AL」

次期学習指導要領では「何を学ぶか」だけでなく、「いかに学ぶか」についても言及されています。 おなじみ「主体的、対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)です。ALと聞くと、なんとかシンキングを取り入れるとか、なんとか法で発表するとか、目に見え…