越後屋の『学び合い』帳

東京の高校国語科教員。『学び合い』と授業とクラスと。

鏡を見る

「あの服、可愛い」「あんなカッコいい服が着たい」といって服を選んでいるうちは、お洒落にはなりにくいと思います。まして「あのブランドの服がほしい」という人は、かえって残念な結果になることが多いのではないでしょうか。
服と、それを着る人とは、切り離して見ることができません。

「あんな服」や「こんな服」に目を向けるより先に、まず鏡を見ることが大切です。どんなにいい服でも、自分に似合わなければ仕方ありません。

教員の力量形成も、同じだと思います。『学び合い』も含めて、その実践を見ていると、大した結果にはならないのではないでしょうか。
まずは、鏡を見ることです。たいていの場合、そこには見たくないものが映っています。
着ている人と服が切り離せないように、実践と実践者は切り離せません。「実践者が実践を機能させなくしている」ということは、珍しくない話です。

ただ、似合う服を着ていると、どんな人でもそれなりに見えるものです。「それなりに見える」ということが足掛かりになって、お洒落の幅が広がっていったり、質が高まっていくことは、よくあります。
まずは、鏡を見ることです。

こんな、天に唾するようなことを書いていいのでしょうか。迷いながら更新します。

研究授業見学

初任者の先生の研究授業を見学しました。
学校設定科目なので、内容についてはサッパリわかりません。授業の構造だけを意識して見ました。自分にどれだけ「授業を見る目」があるのか、試されます。
二年次の先生も見学していたので、「この授業をどう見るか」をシェアしようとその場で約束しました。ますます、自分の目が試されます。後輩の先生に説明ができなければなりませんし、後輩の先生の視点からも学べなくてはなりません。

以前、尊敬する管理職の先生から

それだけ外で学んでいるんだから、職場に還元せい。

という内容のことを言われたことがありました。その時は初任校だったので、さまざまな制約(!)がありました。
いま異動して3年目になり、具体的にどう還元するか考える段階になりました。還元することが、僕自身の力量形成になるはずです。

役割分担

6人の班でやるんだから、1人でやるより6倍の成果が出ないとおかしいよね。
(ホントは6倍以上になるけど)
ある程度の役割分担は構わないけど、「自分の仕事はコレ」というより、6人で一つの仕事をしてると思ったほうがいいよ。

そんなことを語りました。

コストがかかる

今年度初めて、放課後に保護者に来校していただいてお話をする機会がありました。
僕のクラスではありませんが、今年度初めて(つまりこの学年で初めて)のことだったので、僕も懇談が終わるまで残りました。一応、コーディネーターでもあるので。
結局、19時30分頃までかかったでしょうか。

誰の言葉だったか思い出せませんが(赤坂真二さんだったかな?)、
「チームを作るにはコストがかかる」
のです。

僕はただ終わるまで職員室にいたというだけですが、こういうことの積み重ねが関係を築き、同僚をチームにしていくのだと思います。
この時期には、とても大切なことです。

特にない

「教員は教えない」という点については、こんな伝え方をしています。

「私にしてほしいこと」
「私じゃないとできないこと」
「私がしたほうがよいこと」

…が、あれば、遠慮なく言ってください。教員も皆さんの道具の一つです。特になければ、私からは何も言いません。よろしくどうぞ。

今年度は、今のところ、特にないようです。

圧勝

本日は順延になった体育祭が開催されました。

前回のエントリーでは、自分たちで話し合いを始めるクラスの様子を書きました。
困難を楽しんでるかい? - 越後屋の『学び合い』帳

さて、その結果は…。
2位のクラスの3倍の回数を跳び、文句なしのダントツ1位でした!

初めは「きちんと並べない」状態でしたが、そのことから目を逸らさず、勇気を出して向き合い、クラス全体で話し合いを重ねた結果だと思います。

「上手いか下手か」ではなく、
「得意か苦手か」でもなく、

「立ち向かったかどうか」が鍵だったと言ってよいでしょう。

午前の部・後半のプログラムだったので、すぐさま写真を職員室のPCに転送し、昼休みのうちに学級通信を書きました。帰りに配ることができました。
こういうことは、鮮度が命です。

困難を楽しんでるかい?

連休が終わり、土曜日には体育祭本番、金曜はその予行を行います。
相変わらず、慌ただしい日々が続きます。

本校では、1年生はクラス対抗の大縄跳びをやります。
大縄跳びは意外と難しく、高校生にとっても(もちろん、大人にとっても)困難なチャレンジになります。

6時間目の体育でも練習させてもらったようで、僕が教室に着くや否や、体育祭実行委員の生徒が「HR使います」と僕に宣言しました。
「え?」と思っていると、あっという間に、

「改善点挙げてー」
「違った、その前に問題点!」
「並び順!」
「かけ声かける人決めよう」

話し合いが始まりました。
「じゃあ、職員室でお茶飲んできまーす」と言って、そーっと退席しました。
今日は特別区域の清掃の日だったので、担当の先生に「ちょっと遅れます」というお断りをしつつ…。

みんな、困難を楽しんでるかい?